大都市近郊において 京野菜等を生産する農家(屋号:柳ヤ(yanagiya))に新規就農し、  農場から食卓までの現場において得られた体験を基に、これからの都市農業における農業生産等のあり方について時々考える。
081231仕事納め
■ナス園の後片付けの残りをこなし、ネギ跡の圃場に肥料や鶏糞を入れる。コマツナ&ホウレンソウにベタ掛けしてある不綿布の状態を確認して、本年の作業は打ち止め。
■新年も2日から収穫作業を予定しているためか、年末年始という気分はまったく起こらない。それでも鰊そばをすすっていると、今年も走り抜けたなと、少しの感慨。
■本年も拙い文章にお付き合いいただき、ありがとうございました。どれだけハードな日々でも、こうして誰かが見てくれていると思うだけで、もう少し頑張ろうと勇気付けられます。
■来年も引き続き叱咤激励方、よろしくお願い致します。それでは、よいお年を。(追伸:これから年賀状を書き始めます。)
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081230ナスの後片付け
■忙しさを言い訳に手つかずだったナス園跡、通路に敷いてあった防草シートを撤去し、敷き藁を畝間に入れていく。腐熟促進のため、藁の上に石灰窒素を振りかけてひと段落。
■あとはトラクターで耕耘するのみ。これは来年に持ち越し。
■結構肥料が残っていると思われるので、次作は水田に戻すのではなく、引き続き畑状態として野菜を植える予定。
■直売で多くのリクエストをいただいたので、それに応えるべく、様々な種を播きたい。

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081229今年ラスト
■今年最後のネギの出荷、本当にお疲れさんでした。
■顧みるに、皮剥き機と結束機のコンビネーションにより、作業効率は飛躍的にアップ、一日当たりの出荷量も増えたところ。
■ただ、機械に頼る余り、慢心が出たのではないかと反省。出荷量が手作業のみだった昨年よりも少ない日があった。
■圃場にはまだ少し残っており、年始の1週間弱は出荷できる予定。しっかりと最後までこなしたい。

081228小松菜も来る
■間引きがまったく追いつかない。
■ホットエリアのホウレンソウの次に収穫を予定しているコマツナが、これまた追っかけてくる。
■出荷できるものがあるということはありがたいも、綱渡りには違いない。

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081227ポール来る
■相方の友人夫妻が、合衆国はミシガン州より遥々やって来られた。
■旦那さんのポール氏は気さくな方で、就農前にも一度お会いしているので、久し振りの再会。せっかくなので、ネギの収穫作業を手伝ってもらう。
■最初は大丈夫かなと心配していたも、始めてみるとこれがなかなかの仕事運び。すっかり戦力となってしまった。聞けば芝刈りをするなど、外仕事はお手の物とのこと。
■年末でたくさん収穫したかっただけに、大変助かりました。ありがとうございました。
■追伸:次回お会いできる時には、もう少し英語が話せるよう、勉強しておきます。

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081226寒い寒い
■雪交じりの冷たい風が吹く中、半屋内の作業場で朝の5時から黙々とネギを剥いて束ねていく。
■今日も含めて、年内の出荷はあと3回。ここが勝負時。

081225ドジョウはいたか
■19日(金)に200把、22日(月)には195把と大量に出荷した結果、いくれで売れたかが判明。
■端的にいえば、「1勝1敗」。今年はネギは安いといいつつも、ホウレンソウやコマツナなどと比較して単価が高いだけに、当たればやはり大きい。
■なんて山師のようなことを言っているが、基本は目先の相場に一喜一憂せず、コンスタントに出荷すること。


081224早朝収穫
■前回試験的に収穫したホウレンソウを直売に出したところ、予想に反して好評であったので、この際、市場出荷を待たずにどんどん収穫していくこととする。
■そうは言ってもルーチンのネギ出荷作業があるので、時間的な余裕はない。
■通常は、朝の5時頃から作業を始めているので、その前、したがって4時過ぎから収穫。
■街灯の明かりを頼りに、霜で凍りついたホウレンソウを掘りとる様は、実に怪しい。

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081223真っ直ぐなネギを
■最近収穫している圃場のネギが曲がっているものが多い。少々の曲がりであれば、結束時のテクニックでカバーできるが、それにも限度がある。
■曲がっていようが味には関係ないが、商品価値が下がってしまう。したがって、もったいないが捨てることとなる。
■原因は何か、風か、病気か、それとも採種方法がまずかったか。来季は必ず真っ直ぐなネギを。

081222法蓮草試収穫
■ホットエリアのホウレンソウ、2回に分けて播種したうち前半戦分について、試しに収穫してみた。
■順調に生育しており、大きなところでは今すぐにでも出荷可能。とりあえず直売に出す。
■それにしても生育を揃えることは、2年生にとってなかなか難しい。コマツナと異なり、発芽がセンシティブなため、耕深や覆土の厚さを均一にしないと、すぐにばらついてしまう。
■年末はネギがあって無理にしても、年始には市場に押し込みたいと思料。

081221カイゼン
■今日も釈迦力にこなした結果、前回に5把届かずも、195把を出荷。
■慣れとは恐ろしいもので、一度限界を経験すると、二度目はそれ程辛くなくなる。何回もこなすと、それが当たり前となる。
■「早く・正しく・美しく」仕上げるにはと、日々作業工程をチェックしているつもり。ちょっとした改善で、劇的に効果が表れることもある。
■だだし、そんなブレイクスルーはめったになく、文字どおり試行錯誤の連続、細かな見直しの積み重ね。

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081220三匹目の
■来週月曜は休日の狭間、出荷する人も少しは少なかろう。他方、火曜は気温が下がるとの予報、また年末に向けて、需要も増えよう。
■とういう訳で、勝手な講釈の下、再度max200把出荷を目指すべく、軽トラいっぱいに宵引きする。
■まだ前回200把出荷の結果は届いておらず、2匹目すら確認できていない段階だが、3匹目も必ずいるはず。これぐらい前向きにやらないと。

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081219親がなくとも
■ネギの出荷が忙しく、寄り付くことさえできなかったホットエリアの畑、しばらく振りに覗いてみると、大変なことに。
■2回に分けて播種したホウレンソウの第1回が、かなり大きくなっているではないか。この調子でいけば、来週後半には収穫適期を迎える。
■出荷のタイミング的には、年末年始の高値を狙えるだけにバッチリだが、いかんせんネギがまだ残っている。こちらも年末年始は書き入れ時。
■どちらをとるか、あるいは恐怖のダブル出荷か、しばらく頭を悩ましそう。

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081218レコード更新
■二匹目の泥鰌プロジェクト、早朝より釈迦力に調製作業をこなし、なんとか形にする。
■数えてみると、4大が200把、段ボール20箱となり、過去最高記録。
■ネギ4~5本を束ねて小束に、小束を4つ束ねて1把となる。結果、本日だけで1000回束ねた計算。両手の節々が痛む。
■さて、肝心の値段はいかほどか、1把100円だと2万、200円だと4万、300円だと6万・・・、これぞ男の浪漫。

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081217二匹目の
■先週金曜日におけるネギの市場値が良かった。中値ベースで420円、最近は200円台が多かっただけに魅力的。
■二匹目の泥鰌をねらい、本日は大量に宵引き。明日の出荷を頑張り、金曜の市場に押し込む算段。
■軽トラいっぱいに収穫して無事、帰還。

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081216顔が見えても
■たたけのこ水煮等について、中国産原料を使用していたにもかかわらず、「熊本県産」等と事実と異なる原料原産地表示を行い販売していたとの発表があった(http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/081216_2.html)。報道によると、商品に貼られた生産農家の写真も偽造だという。
■そもそも、おっちゃんおばちゃんの顔が見えたところで、その食品が「安全」かどうかや、「信頼」するに足りるものかどうかとは、まったく関係ない。
■ひるがえって当方、そんなものに頼らなくても、誰がどのように作ったかは、お客さんご自身が良く知っている。
■都市化・混住化が進んでも、農業にとって悪いことばかりではない。
081215ネギの
■画像ではよくわからないが、圃場にて実際に見たり、出荷調製の作業をしているとよくわかる。べと病(Peronospora destructor)と黒腐菌核病(Sclerotium cepivorum)が発生している。
■彼の地では前作でネギ苗を植えており、いわば連作となっていたところ。その前年もネギを植えていたので、かなり菌密度が高まっていると思料。
■収穫後は、エダマメ(マメ科)→ソルゴー(イネ科)を入れ、秋の定植まで休ませる予定。2~3年はネギを植えないのが理想だが、圃場に余裕がないので、苦肉の策。

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081214春キャベツ
■遠目には順調に育っている春キャベツだが、よくよく見ると気になる点がある。
■①下葉が少し枯れているものがある、②青虫のフンを見つけた、③既に結球が進んでおり、これから凍害に遭わないか心配。
■できれば、年内にもう一回、予防的な防除を行いたい。今はネギで一杯いっぱいなので、年末にでも。

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081213仕事人
■子供のリクエストにより、昼食は回転寿司となる。寿司がぐるぐる回っているレーンの内側で、職人さんが握っているタイプのお店。
■昼時ともなると、順番待ちも出る人気店。文字どおり回転がすべてだろうから、絶対にレーン上のお寿司を切らしてはならない。懸命にお皿を追っかける子供をほったらかしにして、職人さん達の手さばきに目を奪われる。動きに寸分の無駄がない。
■外食といえば、先日入ったお店。脱サラしたおじさんがやっているようだが、対応のお粗末なこと。オーダーをなかなか取りにこないし、ランチというのに料理が出されるのも遅い。電子レンジでチンしただけのハンバーグなのに。
■翻って、我が身。ネギの皮むき機が珍しいのか、たまに見物に来る農家がいる。機械は別として、ネギを調製する我が動きは、プロの目からどのように映っているのか。無駄な動きはないか、遊んでいないか。
■睡魔に襲われそうになったとき、常に第三者を意識するようにしている。
081212植木屋さんと
■庭木の剪定を毎年同じ植木屋さんにお願いしており、今年もその季節がやってきた。
■実は来ていただいている方の一人は、小・中学校と同じ学年。一年ぶりの再会となり、お互いの近況を交換する。
■いずれにせよ、外仕事は大変ということで一致。また来年、お互い元気で会えるよう。

081211小松菜間引き
■ネギの後、コマツナとホウレンソウをせっせと播いている。このうち、最初に播いたコマツナが間引き適期。
■ネギの出荷作業をやりながらなので、隙間時間を見つけては少しずつ進めている。冬場なので甘えていられるが、これが夏だとこんな悠長なことはできない。
■この作業を疎かにすると、株が揃わず、秀品率が一気に低下する。地味だが、重要なポイント。

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081210ナス研修会
■先日、最寄りのJA主催にてナスの研修会があったので、参加した(http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008121000057&genre=B1&area=K30)
■生産技術面から市況などの販売面まで、ナスを取り巻くさまざな現状がわかって勉強となった。また、今年は販売価格が安く、厳しいものがあったとの農家の声が、あちらこちらで聞こえた。
■確かに3月末に定植してから11月の降霜まで、特に収穫盛期の7月から10月の間は早朝からの作業が休みなしで続くわけで、労賃まで考えると、いったい幾何ほど手許に残るのかと。
■当方など、時給換算したら最低賃金を下回ること、間違いなし。そんなときは、「経営者に時給はない」と高楊枝。
081209春菊
■直売向けにと、畑の片隅に植えていたシュンギクが、収穫期を迎えている。
■見るからに柔らかそうなので、直売に出すだけではもったいないと、家でも食べている。
■今日は、ニンジンとともに牛肉でまく料理。もちろん、相方作成。料理の合間をとらえて、写真撮影の許可を得る。

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081208高速フル回転
■ネギを収穫後の圃場には、可及的速やかに、コマツナorホウレンソウを播種+不綿布をべた掛けすることとしている。
■昨年はネギの出荷で本当に余裕がなく、この時期には何もできなかった。その結果、ネギが終わりキャベツが始まるまでの間、具体的に言えば1月下旬~2月いっぱいは何も出荷できず、辛い思いをしたところ。
■昨年はネギの価格が良かったので何とか凌げたが、今季はそうはいかない。フル回転する必要。
■願わくば、現在のコマツナ&ホウレンソウの高値が続きますよう、せめて昨年のような安値とはなりませんよう。

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081207ゆず
■相変わらず時間的余裕がないので、せっかく実を付けていても、収穫して市場に出荷できず。
■そのまま鳥の餌となるのは惜しいので、相方にお願いして直売に出してもらっている。
■当初はこんなもの売れるのかと半信半疑だったが、これが結構売れている。
■何に使われているのか、当方、絞って焼酎に入れるか、お風呂に入れるくらいしか思いつかない。機会があれば、お客さんに聞いてみようと思う。

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081206ドイツ料理
■家族で少し早目の忘年会を、今年はドイツ料理に決定(http://www.biwa.ne.jp/~wurzburg/)。そのココロは、昼間から堂々とビールを飲めること。
■「クリスタル ヴァイツェン」(濾過白ビール)でのどを湿らせながら、「牛肉と野菜のブイヨン煮込み」をいただく。至福のひととき。

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081205大阪
■いつもより量が多いので、いつもより早く起き、いつもより早いペースで仕事を進める。釈迦力に頑張った結果、いつもとだいだい同じ時刻までに出荷が完了。このところネギに入れ込んだので、気分転換にと大阪まで出かける。
■師走の週末金曜日、世の中は大いに賑わっているだろうと想像していたが、案外それほどでもない。むしろ家路に向かう人々の方が目につく。
■たぶん、寒冷前線の通過に伴う急激な気温の低下、要すれば寒くなったので、今日は早めに帰ろうとなったのだと思う。それにしても、クリスマスのイルミネーションがこうも寂しくみえるとは、かなり景気が悪いのかもしれない。
■個人的には、お家で鍋料理を楽しんでもらえれば、そしてその中にネギを入れてもらえるのであれば、それ以上言うことはない。それでも街全体が活気づかないと、どこか寂しいものがある。複雑な気分で家路につく。


081204仕込み
■今週末は一気に寒くなるとの予報、となると、鍋物需要が高まるに違いない・・・
■ということで、明日出荷するためのネギを、いつもより多めに収穫する。
■ここ最近は、安値安定でいいところがない。少しでも反転攻勢のきっかけになってくれればと。

081203ラジオ考
■早朝からのネギの出荷調製作業にあって、時刻の確認と、頭の中がネギで溢れることを防ぐため、ラジオをつけている。
■通常、NHK第1だが、浮気心から民法のFM各局を聴いてみた。中学生の頃は、好きな局をリクエストしたりして、よく聴いていた覚えがある。
■ところが、最近のFMを聴いてみてびっくり。AMと何ら変わらない。オチのない楽屋話をだらだら続けるか、スポンサーとのタイアップ企画(要すれば宣伝)を棒読みするか、あるいは物を売りつけるかのいずれか。
■つまりは、オリジナルの作り込まれた番組が少ないような気がする(TVも同様か)。そしてそのような番組は、もはや国会中継しかないのかもしれない。あれはホント、すごいですから。



081202昼休む
■早朝からネギの出荷調製作業を続けていると、頭の中がネギで一杯になる。
■そんなときは昼食もそこそこに、畑を見て回ることとしている。
■今日はキャベツ圃場。一面のキャベツを眺めていると、心が休まる。
■ただし、あまり長居をしていると、キャベツに関する今後の段取りが気になって来るので、程々に切り上げる。

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