大都市近郊において 京野菜等を生産する農家(屋号:柳ヤ(yanagiya))に新規就農し、  農場から食卓までの現場において得られた体験を基に、これからの都市農業における農業生産等のあり方について時々考える。
080630ナス園のまわり
■ナス園の周囲には、ソルゴーを植えている。少しでも薬剤散布の回数を減らすことができればと思い、5月に播種したもの。(http://www.pref.kyoto.jp/kyotootokuni-f/14000012.html
■順調に(?)アブラムシが付いており、ところどころに食痕が残っている。もう少し大きくなれば、風除けにもなるかもしれない。
■今年は効果を確かめ、内容がよければ、来年から本格的に導入したい。

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080629雨天決行
■活発な梅雨前線の影響により、早朝から激しい雨。通常であれば、作業をすべきか躊躇するところ。
■しかしながら、現在扱っているのは、ナスとエダマメ。したがって、雨が降ろうと槍が降ろうと、収穫作業には何ら関係なし。
■時折雨が更に激しくなる中、まるで雨合羽を着て泳ぎながら、黙々と収穫していく。
■本日、ナスorエダマメを出荷された皆さん、お疲れ様でした。

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080628枝豆
■昨日の青空市において、試しに枝豆を並べてみた。1束で500円。
■個人的には少し高いと感じたが、相方の話を聞いてみると、そんなことはない、むしろこの時期にしては安い方とたしなめられた。
■事実、10束用意したところ、8束を販売、残りの2束も引き続き実施したナス園前での直売にて完売した。
■作り手としては、果たしてこんなものをこんな価格で買ってもらって・・・と感じる時もあるが、もう少し自信をもってもよいのかもしれない。
■ただし、裏を返せば、それだけ責任も増すことになる。よりよいものを作る努力を重ねていこうと思う。

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080627柳ヤの日
■本日は、通常の①市場出荷に加え、②桂の青空市に出展、最後には東京方面に③宅急便にて送付と、家族総出で全面展開。
■桂の青空市は、以前参加した梅小路のそれとは異なり、そもそも来場者数が圧倒的に少なかったため、それほどの売上とはならなかった。それでも、訪れたほとんどの方に野菜を買っていただいた。特に枝豆が好評。
■より多くの方に「柳ヤ」の野菜を食べていただける日となった。

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080626
■久し振りに覗いたユズ園、しっかりと青玉を付けていたので、少し安心。
■冬場にかなり強めに剪定したので、今シーズンは収穫無しも覚悟していたところ。
■ただし、油断は禁物。夏場に向け、生理落果や病虫害が待っている。折を見て防除を行おうと思う。

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080625枝豆初出荷
■昨年より一週間早く播種したエダマメ、晩霜のリスクをクリアし、昨年より3日早く市場出荷にこぎ着ける。
■ナスを出荷しつつの作業となる中、収穫適期が短いので、お得意の綱渡りの日々が続きそう。
■唯一の励みは、市場相場が良いこと。できれば、高いうちに売り抜けることができればと、皮算用。

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080617直売
■土曜日を除く毎日、こんな感じで直売をしている(下添画像参照)。
■「ナスが柔らかくて美味しかった」、「明日ダイコンが4本欲しい」、「今日はコマツナはないの」、「暑いのに大変ねぇ」などなど。
■なるべくお客さんが楽しめるよう、少量でも多品目を置くようにしている。市場出荷とは異なる栽培スタイルが求められるが、これも勉強の一つ。

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080623三度豆
■昨日からの体調不良、時々横になりながらも、なんとかコマツナの出荷調製作業をこなす。
■先日エントリーした、長岡京の青空市、事務局の方から連絡が入る。桂でも青空市をやっているので、そちらにも出展しないかとのお誘い。
■そろそろ枝豆の出荷が始まるので、一瞬躊躇したが、やはり何事も前向きが肝心。せっかくのお誘いでもあるので、参加することに。
■急な話で、今週の金曜日とのこと。商品としては、ナス、キュウリ、万願寺とうがらし、ダイコン、タマネギといったあたりか。三度豆(インゲンマメ)も大きくなってきたので、仲間に入れようと思う。

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080622風邪気味
■ナスの出荷後、雨が降りしきる中、整枝・摘葉を行っていたら、ぞくぞくっときた。風邪の引きはじめらしい。
■続いて体の関節がみしみしと痛む。眠れない。明日(6/23)はナスとコマツナのダブルヘッターというのに、肝心なところでペースダウン。
■そうはいっても自営業は体が資本、休めばそれだけ収入が減るだけ。気合いを入れて、走るべし。

080621夏ネギ
■夜半にまとまった雨が降ったので、圃場の様子が気になる。本日はお休みの日だが、朝から自転車に乗って巡回点検。
■ホットエリアの夏ネギも、影響なし。ただ、葉身の先枯れが気になる。原因としては、①定植時の水分ストレス、②疫病、③ボトリチス属菌による葉枯病などが考えられる。
■③は「冷涼な10月~4月に発生」するそうなので、×。たぶん①だと思うが、②は「6月~9月にかけて、降雨が多いと多発する」とあるので、排除はできない。
■せっかく時間を割いて定植しつつあるもの、ここで商品価値を失っては元も子もない。梅雨の晴れ間を見つけ、早期防除に努めたい。
*参考文献:「原色野菜病害虫百科第2版6 ネギ類・アスパラガス・ミツバ他」(農文協)

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080620青空市
■先日、梅小路の青空市に出展した際、よければこちらにもとお誘いを受けた。JR長岡京駅前でも月に1回、同様な催しがなされているらしい。
■直売ができるのは願ったりだが、都市農業が盛んな地域だけに、おいそれと2年生が乗り込む訳にはいかない。
■ちなみに、現在栽培しているナスの品種「千両二号」は、彼の地、長岡京で誕生したもの。開発したタキイ種苗の農場が、昭和40年代まで長岡京にあり、昭和39年に作られた品種だそう。いわば生まれ故郷に戻ることにもなる。
■百聞は一見に如かず、実際に青空市を見に行った。直売には女性の視点が非常に大事なので、相方にも同行願う。
■結論はGOサイン。特にライバルらしき出展者は見当たらず、他方、駅前の好立地でメインターゲットの主婦層の来客も多い。実際に出展できるかは抽選の結果次第だが、今から来月が楽しみ。

080619青空直売
■ナス園の前で始めた青空直売、基本的に無人販売だが、ナス関連の作業をしていたり商品を補充したりしていると、お客さんより話しかけられることが多々ある。
■「ナスの皮に張りがあって美味しい」、「キュウリに花が付いているのが新鮮」などに加え、「今日は大根を置いていないのか」といった指名買いも入る。
■そのような場合には、土付きでもよければと、畑まで取りに行ってその場で渡す。ここまでしてくれる方は、よほど野菜が好きであるに違いない。「きれいに作ったはるなぁ」と、圃場チェックも入るので、こちらも緊張感をもって栽培することができる。
■「customer relationship management」、あるいは「one to one marketing」につなげられるよう、積極的にコミュニケーションを図っていきたい。

080618小松菜
■ナスはまだ成り始めで、毎日市場出荷するには数が揃わないため、一日おきに収穫することとしている。
■それで今日はお休みの日なので、ちょうど大きくなったコマツナを収穫・出荷。
■束ねた後、井戸水で洗浄しているのだが、最近は冷たいことこの上ない。ネギを洗っていた頃は温かく感じていたので、季節の移ろいを実感。

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080617ブルーベリー
■昨年、ユズ園の片隅に植えた、ブルーベリーが結実しているのを発見。
■本来は、「植え付け後2年間は、花芽は摘んで結実させず、栄養生長を促進させて樹冠の促進を図る」(『ブルーベリー全書』(創森社))そうだが、全くの放任状態。支柱も立てられていない。
■そんな訳で、たまにユズ園に行く際には、おやつ代わりに、その場で摘んで食べている。
■将来的には、直売のアイテムにしたいのだが、もう少し時間がかかりそう。

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080616直売カート
■土曜を除く毎日、昼過ぎから下添画像にある四輪カートに野菜を載せ、ナス園前で直売を行っている。
■メインの商品であるナスは毎日、その他、キュウリやダイコン、コマツナなどは日替わりとして販売。
■ナスは開店してからその場で袋詰め、その他の野菜も当日の午前中に収穫したもの。鮮度を重視している。
■衆人環視の下、今さら「顔の見える関係」でもなく、また忙しいので半無人の状態ではあるが、買ってくださる方々の「声」を吸収していきたい。

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080615ネギ定植
■朝からナスを収穫後、天気予報をチェックすると、今晩は雨とのこと。急きょ、作業内容を変更。ナスを早めに市場に持ち込んで、ホットエリアの畑にネギを定植する。
■マルチを張る前に管理機で軽く耕耘しているのだが、雨で土が濡れると、乾くまで耕すことができず、その分作業が遅れる。
■ネギ苗は、かなり小さい。上手に作られている畑のそれを真似してみたもの。マルチの穴ごとに5~6本をまとめて植えていくのは、かなりの面倒。これこそ機械化できないものかと、機械のように植えながら思う。

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080614追う者其の二
■余程土壌に負担とならない限り、圃場が空き次第、何かしらの種を播くこととしている。ある程度まとまったスペースとなれば、市場出荷を目論んでいる。
■その場合、今の時期であれば、このあたりではホウレンソウを露地で作るのは難しいので、コマツナとなる。■耐病性品種を選んでいるので、病気が発生することは殆どないが、害虫はどんどんやってくる。従って、防虫ネットは必須。
■収穫間際には外し、葉の色を濃くする。あまり早く外すと、害虫のお祭りとなるので、タイミングが重要。市場の価格動向にもよるが、火曜ないしは水曜辺りに、ナスとのダブルヘッターで出荷できればと考えている。

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080613追う者
■遅霜のリスクを負いつつも、昨年より一週間早く播いた甲斐があって、だいぶ莢が膨らんできた。早ければ、来週末から収穫できるかもしれない。
■あとは蒸し暑くなって、ビール需要が盛り上がってもらえれば、言うことなし。

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080612茄子と小松菜のダブルヘッター
■初期を除き、基本的にナスは、今後毎日収穫していくことになる。葉モノをつくるのが難しい夏期において毎日市場出荷できるので、収入が比較的安定するという大きなメリットがある。
■ただし、裏返せば、休市日しか休みがとれないということになる。加えて、出荷がない日に他の作業がないという訳にはいかないので、結局のところ、毎日、何かしらの仕事があるという状態となる。
■更に、ナスが1階部分とすれば、エダマメやコマツナ、ネギなどといった2階が加わる。知り合いの農家は皆、こんな夏を過ごしている。
■本日(6/12)、初めてナスとコマツナのダブルヘッターをこなす。当然、家族の協力がなければこなせない。更なる効率性向上の模索が続く。






080611ナス初出荷
■ナスを初めて出荷。市場に出すとなると、姿かたちを揃え、数を揃えて美しく箱詰めしなければならない。これが結構難しい。
■熱心な農家となると、キュウリ並みに朝夕2回収穫し、その都度箱詰めするらしい。ナスは生長が早いため、一晩置くとベストの大きさが得られないとのこと。
■2年生の当方は、そこまで行う余裕なし。誘引、摘葉、更にはナス以外にもコマツナ、ネギ等々、追われっぱなし。これもまた経験。

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080610麦秋の候
■今年最後の田植え、峠を越えたところに田んぼがあり、晩生の品種を植える。かの地は国営事業が入っており、この辺りとは異なって、見渡す限りの水田が広がっている。
■隣りの田んぼでは、作業を受託したのであろう、「○○水田農業推進協議会」と書かれた大型トラクターが代掻きをしている。向いの田んぼでは麦が実っていた。これこそ農政の「王道」、品目横断的改め水田・畑作経営所得安定対策かと、少し感動した。
■他方、農政の「端牌」たる我が農園では、タマネギの収穫作業の合間を縫って、ナス園の前にて直売をプレスタート。忙しくて無人販売となるも、用意したナス&キュウリはすべて完売。
■明日からはナスの市場出荷も開始予定。これからも「需要に応じた生産」を目指して、鋭意努力する所存。

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080609初秋という名のキャベツ
■先日の青空市にて、自家消費用にと植えていたタマネギを店頭に並べたところ、多くの方に買っていただいた。更に言えば、できれば青物も品揃えに加えたいもの。
■という訳で、昨年の「ゲリラキャベツ」同様、適当に作ってできれば良しとの扱いを、急遽、市場出荷並みに格上げ。
■もちろん、ロットが揃わないので市場には出せないが、直売ならOK。お客さんに買ってもらえるよう、気合いを入れて中耕を実施。

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080608ネギを植える
■早朝の時間を利用して、少しずつではあるが、ホットエリアの畑に葉ネギを植えている。
■いわゆる夏ネギで、暑い盛りから秋にかけての収穫を目論む。うまくいけば、ナスとのダブルヘッターという、うれしい状況を迎える。
■夏ネギは水管理が肝要ということなので、試しにマルチを張ってみた。ちなみにホットエリアでは、誰もやっていない。
■一歩進んでいるのか、あるいは一周遅れなのか、答えはセミが鳴く頃に。

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080607奈良公園へ
■早朝、ホットエリアの畑に夏ネギを植える準備をした後は、家族サービスの時間。奈良公園まで鹿を見に行く。
■何十年も前にもあげた鹿煎餅は、150円に値上がりされていた以外に何ら変化なし。むしろ鹿の食いつきは、当時よりも良くなっているように感じる。お菓子などを与えないよう、配慮が行き届いているのかもしれない。
■それにしても、往復の近鉄特急の車窓から見えるナス畑が気になった。これも職業病か?

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080606ネギのお勉強
■田植えや稲刈りをしていると、このような機械化一貫体系を九条ネギにこそ導入すべきではないかと、いつも感じる。
■九条ネギを稲のような感覚で、播種→育苗→定植→管理→収穫→調製→出荷と一連のプロセスを機械化できれば、単位面積当たりの収益は飛躍的に向上するに違いない。
■一部の産地では、既にセル苗を育てて機械で定植している。将来的には、スタンダートなプロセスとなるに違いない。
■というわけで、まずは『ネギの生理生態と生産事例』(誠文堂新光社)(http://www.seibundo-net.co.jp/CGI/search/syousai.cgi?mode=id&id=02917&key=s_sinkan)を買ってお勉強。どうしても白ネギの記述が多くなるが、そこも参考にしつつ、まずは理屈を整理したい。
080605「手づくり市」に出展
■小雨が時折降る中、梅小路公園に野菜を搬入、本当に売れるのかと緊張しながらもテントを展開。9時スタートのところ、段取り良く8時30分には準備完了。
■値札を立てるや否や、まずは出展されている方から。続いて主婦グループ、悠々自適のおじさん、学校へ行く途中の学生など、次々と買ってもらえた。雨が強くなったので、半日しか開店できなかったが、それでもほぼ完売状態。ありがとうございました。
■少し振り返ってみると、お客さんからは、①いつ収穫したのか、②どこでどのようにして作ったのか、③どのような食べ方がお勧めか、といった声が多かった。他方、市場出荷の際には大前提となる、均質性(形状が揃っているか)について求める方は皆無であった。
■どこでどのようにして作ったかは、いくらでも語ることはできるが、食べ方となると、野菜マイスターの資格を取得したというのに、一緒に店先に立った相方の助け船が頼りの状態。この際、更なる勉強が必要であることを痛感。
*画像は忙しすぎて撮影する余裕なし。

080604販路拡大
■以前、百万遍にある知恩寺の境内で「手づくり市」が開催されているのをみた(http://www.tedukuri-ichi.com/index.html)。平日にも関わらず結構な賑わいで、また出展者も楽しそうだった。
■それで、よくよく調べてみると、野菜もOKとのこと。また、開催場所も、梅小路公園でもやっているととのこと。ここだと、いつも持ち込んでいる中央市場の近くなので、土地勘もある。
■ということで、早速エントリーした結果、明日(6月5日)出展させてもらえることに。売る野菜は、ナス、キュウリ、ダイコン、タマネギ。
■雨が降らないか、お天気が少し心配、それ以上に本当に売れるのか、もっと心配。

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080603キュウリに被害
■雨上がりに圃場の様子を一通り見て回っていると、キュウリに何やらこついた痕を発見。たぶん。カラスによる被害と思われる。
■彼らは雑食性とみえて、何でも食べる。以前は、キャベツも少しやられた。細い糸を張れば忌避効果があると聞いたことを思い出し、早速キュウリの周囲に設置する。
■心配なのは、ナスの方。まとまった面積があるだけに、こちらまでつっつかれると対策にひと苦労しそう。

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080602トマトハウス
■ナス畑の隣りにトマトを植えている。トマトもたくさん作らないのかとの声をよく聞く。
■一般的に、葉菜類(ハモノ)よりも果菜類(ナリモノ)の方が作るのが難しい。前者は栄養生長のみであるのに対し、後者は生殖生長とのバランスをうまくとる必要がある。
■さらに果菜類の中でも、果実的野菜、つまり「甘さ」が求められるものは、更に難しい。「甘さ」はごまかせないからだ。
■ということで、個人的には、トマトは就農2年生がお客さんに提供するものではないと思っている。まずは「おいしい」トマトの作り方を確立し、納得できる代物ができてからお届けしたい。

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080601食育
■ナス園の近くに保育園があり、登下園の際には母親と子供をよく見かける。
■まだまだ幼いと侮ることなかれ、彼ら彼女らは観察眼が鋭く、あれがナスの花だ、こっちにキュウリが成っているなど、盛り上がること多々。我が子とその友人を収穫作業に連れだったときなど、嬉々としていた。
■「都市住民の身近に存在する都市農業・都市農地を活用し、市民農園等での農業体験活動を通じて都市住民の農業への理解の増進を図る」(『21世紀新農政2008』 http://www.maff.go.jp/j/shin_nousei/pdf/all.pdf)とは、多分、こういうことだろう。難しい話ではない。

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