大都市近郊において 京野菜等を生産する農家(屋号:柳ヤ(yanagiya))に新規就農し、  農場から食卓までの現場において得られた体験を基に、これからの都市農業における農業生産等のあり方について時々考える。
080531メディアミックス
■あの有名な「家の光」(農家であれば、99%購読している月刊誌)を出版している家の光協会が、「地上」という雑誌も出しているそうで、7月号に本ブログが紹介された(http://www.ienohikari.net/chijo/agri.html)。
■特にセグメンテーションをするわけでもなく、文字どおり「時々考える」べく、徒然なるままに約1年綴ってきたところ。こんなマニアックなブログをよく見つけるものだと感心したのが、1点。
■2点目は、その紹介する文章。さすがプロだけあって、美しくまとまっている。いったいどんなブログかと、当の本人もアクセスしてしまった。
■いずれにしても、天網恢恢疎にして漏らさず、これからも誤字脱字脱線がないよう、気を付けていきます。
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080530枝豆に追肥
■しばらくご無沙汰していたエダマメ、第1・2回播種分は花が既に咲き終え、小さな莢を着けている。
■しかもこのところ風が強い日があったせいか、はたまた土寄せが甘かったのか、通路側に倒れているものが多数。
■そのままにしておくと病害虫の温床になりかねないので、ビニール紐を張って起こしていく。ついでに追肥も実施。
■開花後約30~40日で収穫とされているので、6月中には出荷できると算段。

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080529小松菜の間引き
■強く降った雨もやみ、田畑を一回りしてみると、コマツナが生長していることに気付く。
■前々回、時間がなくて間引きが疎かになった結果、細かい株が多くなり、市場評価(中値充足率)が低下した経緯がある。
■というわけで、地味な作業ではあるが、結構重要。この作業如何で、株の揃いがほぼ決定される。しかもタイミングを逃すとアウト。
■ナスの誘引・整枝もやりたいところだが、ここは優先順位をつけて。

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080528ナスの誘引
■誘引2Rを始めようとした矢先、知り合いの篤農家に生育具合をみてもらえる機会があった。
■指摘いただいたポイントとしては、①主枝を左右3本ずつ選定して誘引、②それ以外の枝は切り返し剪定、③下葉を摘葉、④ホルモン剤を用いて着花管理を励行。
■様々な文献なども参考にしつつ、文字どおり手探りで作業開始。ワイルド感がなくなり、かなり涼しげに。

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080527田植え
■本日の田植えをもって近場は終了。あとは、少し離れた圃場に晩生種を植えるのみ。
■個人的には稲作に思い入れはなく、できれば水田においても様々な野菜を栽培したいのだが、すべて野菜とすると、丁寧な管理を行き渡らせる自信がまだない。
■また、稲作にメリットがないわけではない。湛水状態を経ることにより、畑状態で生息していた病原菌や雑草が死滅ないしは減少する。
■理想としては、ナス、九条ネギ、稲作をぐるぐる回していきたいところ。まずはそれぞれの栽培技術を確立したい。

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080526田植え
■今年も田植えのシーズンがやってきた。といっても大方の仕事は機械がやってくれるので、作業量的にはそれ程でもない。むしろ、もう一年が経ったのかという、歳時記のようなもの。
■くしくも本日、ナスを初めて収穫。こちらは、稲刈りが終わる頃までの長いお付き合いが始まる。

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080525防除考
■少し前まで、この辺りでも多くの農家がナスを栽培していた。幼心にも覚えている。
■それがなぜ減ったかというと、高齢化が進んだため、重労働に耐えられなくなったというのが要因の一つ。
■それでは何が重労働かというと、①高い畝を立てるなど水田転換畑の重い土を動かすこと、②支柱を立て誘引をすること、③毎日欠かさず収穫すること、そして④頻繁に防除を行うことがあったと考えられる。
■このうち、④については、聞くところによると、最近は劇的に回数が少なくてよくなったらしい。理由は定かではないが、特にアザミウマの被害が減ったとのこと。
■とはいうものの、さすがに無農薬で市場に出荷できるものではなく、ラベルの記載に従い、粛々と防除を行っているところ。
■混住化が進んでいることもあり、ドリフトさせないことは当然のこととして、なるべく低毒性のもの、選択性の高いものを選んでいる。リサージェンスを起こしては、元も子もない。
■その分、根気のいる作業となるが、クモやテントウムシ、カエルの姿をみると、少しほっとする。

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080524ジャネーの法則
■「時間の長さの主観的評価は、人の年齢の逆数に比例する」、この経験則を心理学ではジャネーの法則と呼ぶそうだ。
■朝から雨が降り、土曜ということもあって、本日の農作業はお休み。久し振りにコーヒーをすすりながらゆっくりとパソコンの前に向かうと、ふと、時間のたつのが早いと感じる。
■本来であれば、崩壊した机の上を整理すべきだが、ついつい窓の外に目が向かう。結局、いつものごとく、デパ地下&本屋ツアー。今日は大阪まで遠征。
■「時間の長さの主観的評価は、楽しさ度合いの逆数に比例する」、この経験則を何と称するかは、知らない。



080523コマツナに防虫ネットをかける
■ナスの作業が続いたので、これ以上ナスを触る気にはなれず。ナス畑の端、空いたスペースにコマツナを播種しており、双葉が出芽したので、防虫ネットをかける。
■このコマツナエリア、先週冒頭に第1陣を出荷しており、このスペースでは2回目の播種。
■大した量は採れないが、それでも出荷する機会を得ることで、市場の動きを知る契機となる。
■ちなみに前回は、セリ日の前日(つまり出荷日)及び前々日が雨、かつ出荷日が日曜であったケースでは、かなりよい値段が付いた。
■インターネット経由で画面を眺めていても、実感が伴わない。やはりバーチャルの世界で一喜一憂する方が勉強になる。

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080522誘引1R完了
■ナスの誘引一巡目がやっと完了。1株当たり少なく見積もって3本として、約480株あるので、1400本弱。
■蹲居の姿勢で株元をまさぐり、枝に誘引紐を結び付けてから立ち上がって横桟に結ぶ。これを1400回繰り返す。足の裏はパンパン、膝はガクガク。
■二巡目は慣れたこともあり、もう少し効率的にできるはず。いずれにせよ、試行錯誤が続く。

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080521スナップ豌豆
■ホットエリアの畑の片隅に、半ば放置していたスナップエンドウ。新規作目に挑戦する件の一環だが、ビールのお供にも良いと聞いたので、むしろそちらの方が主。だいぶ大きくなったのを発見、試しに収穫してみた。
■さっと塩で茹でて、マヨネーズを掛けていただく。甘くてジューシー。パリッとした食感が心地よい。
■いわゆるグリーンピースは、自家消費用に毎年植えているが、個人的にはこちらに軍配。来季に向けて種を採っておこうと思う。

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080520茄子
■雨は朝までに上がる。当地では特に影響はなく、ほっとしているところ。
■通路にシートを敷く。雑草の繁茂を防ぐとともに、地面からの湿気を抑える。何よりも通路のぬかるみを防ぐことで、作業効率が大幅に向上する。
■ナス畑もだんだんとそれっぽくなってきた。あとは一巡目の誘引作業を早く終わらせるべし。

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080519都市農業
■本日(5/19)付け日本農業新聞1面コラム「論点」の「地場野菜に追い風 納得できる売り先へ」には、大変納得させられた。
■筆者は東京都練馬区生まれの野菜農家。市場出荷における産地との競争体験を披露しつつ、少量多品目生産への切り替え、直接販売や学校給食用に納品など、市場以外の販路を拡大された様が述べられている。
■「日本の野菜生産技術は世界でもトップクラスだ。国内の生産技術にもそれほど差はない。安全・安心は当たり前。そうなると、生産した野菜の価値をどこに見い出し、誰に届けるか。JAばかりでなく、私たち農家一人一人が考えなければならない。丹精して育てた野菜が高級デパートの売り場に鎮座するか、冷凍ギョーザの具になるか。実に紙一重のところである。」
■要すれば売り方の問題。「紙一重」の努力をしていこうと思う。

080518茄子
■ナスの誘引を開始。主枝3本を2本と1本になるように交互に振り分け、横に渡した支柱まで紐を使って引っ張る。
■また、誘引に使う紐は、晩秋における撤去時の作業効率を考慮し、生分解性のものを使用することとした。通常のビニール紐だと、コストは安いが、後から集めて回らなければならないので、かなり面倒。
■台風4号が接近しつつあり、特に風が強まらないかが心配。できれば、明日、雨が落ちてくる前に作業を完了させたい。


080517オオサカ
■早朝、風がない時間帯にナスの薬散を実施。その他、やるべきことはたくさんあるのだが、定期的に休みを確保するため、日中の作業はお休み。
■本日は家族サービスを兼ねて、大阪は難波まで遠征。「ミナミ」から「キタ」を目指して散歩。
■途中、3回も飲食店をハシゴ、文字どおり「食い倒れ」を実戦。



080516筋肉痛う
■各学区ごとに体育振興会(通称:体振)(http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000003210.html)なる団体が組織されていて、「学区民体育祭など地域に密着したスポーツ事業を展開」されている。
■また、各町単位で末端組織があり、その末席の役員(要すればお手伝い)に今年度から所属している。
■明後日の日曜日(5/18)に早速、町対抗バレーボール大会があるとのこと、人数が集まらないからと練習に駆り出された。
■10Lの農薬や20kgの肥料を背負ってぬかるんだ圃場を歩きまわったり30kgの米袋を運ぶのと、バレーボールの際に使う筋肉は、根本的に異なることを体をもって実感。
■かつ、集まった皆さんは経験者とみえて球筋が全く違う。まともにブロックなどしようものなら、明日以降の農作業に支障をきたす。
■明朝は、バレーボールと農作業のダブル筋肉痛に襲われそう。



080515携帯故障
■永らく愛用していた携帯電話が故障した。上り(相手)の音声が聞こえないので、預かり修理と相成った次第。
■修理の間、代用機の貸出を受けているが、機種が異なるので、手持ちのソフトウェアでは、撮影した画像データをパソコンに取り込むことができない。
■というわけで、しばらくはオリジナルの画像はなしということで、ご容赦ください。
■次にアップできる日には、ナス畑の雄姿(?)をご披露できるよう、頑張ります。

080514茄子
■アーチ状に通路をまたいで、支柱を立てる。「U字型整枝法」を基本とし、自己流にアレンジ。
■例によって初めての作業なので、試行錯誤の連続。本日のところはアーチを組むところまで、明日からは縦・横に支柱を渡して補強する予定。
■台風で飛ばされないか、強度は大丈夫か。心配の種が尽きないも、経験あるのみ。

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080513茄子
■施肥・覆土の後、稲ワラを敷く。これが想定外に時間を要する。やはり本数が多いためか、はたまた慣れていないだけか。いずれにせよ、雨が落ちてくる前に作業完了。
■次のステップは、いよいよ支柱立て。雨が上がり次第、開始予定。
■代かき・田植えが忍び寄る。それまでに、ナス関連は仕上げなければ。

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080512やってみる
■今朝(5/12)の日本農業新聞1面に、養老孟司氏のコラムが載っていた。「弱まった実行力」とのタイトルにて、挑戦することの重要性を梳いている。
■「世間全体の傾向として、実行力が弱まったということはないか。若者は動かないし、年配者は文句が多い」「物ごとは「やってみなければ分からない」という面を必ず含んでいる。その判断には、現実をよく見て、うまくいくかどうか、蓋然性を考える必要がある。」
■空きスペースを利用して播いたホウレンソウの発芽率が悪い。雨が近いとの予報なので、明日にも播き直してみようと思う。
080511小松菜
■早朝から雨が上がったので、コマツナを収穫・出荷。
■土がかなりぬかるんでいるため、作業効率が著しく悪く、予定どおりとはいかず。それでも約300束と、なんとか形をつくる。
■明日もう少し頑張れば、当該播種分は終了。忙しい中でもスポット的に出荷することで、市場の動きを把握できればとの算段。

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080510農地
■昨晩から雨のため、予定していたコマツナの収穫は延期。あまり先延ばしにすると、収穫適期を逃してしまうのもさることながら、他の予定が詰まっているので、影響は最小限に留めたい。いつ収穫するかは、明日、空を見ながら検討。
■『農地制度 何が問題なのか』(高木賢)を読む。ちなみに著者は、私が役所に入った当時の直属の局長であり、まさに雲の上の存在であったのを思い出す。
■「本書が現下の農地制度をめぐる問題について私見の整理に率直に取り組んだもの」と述べられているように、大変分かりやすくまとめられている。
■耕作放棄地となることはないものの、常に転用圧力にさらされながら日々耕している身にとって、農地問題は最後まで逃れることはできない。どこに問題があるのか、クリアになった気がする。

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080509道普請
■ナスの覆土、完了。久し振りの本格的な肉体労働で、節々が痛む。タイプする腕もつらい。
■ただ幸いなことに、本日の気温は低めで曇り空。なんとか倒れずに済む。
■今後の手順としては、稲ワラを敷いて、いよいよ支柱を設置。現段階でも道行く人々の注目を浴びているところ、きっと宣伝効果が抜群に違いない。

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080508一条の途
■昨日の続き、ナスの畝肩に鶏糞を入れ、覆土していく。
■他の野菜とは異なり、畝が高く大きい。加えて水田転換畑のため、乾燥していても土は重い。
■いずれにせよ、土を動かす作業はしんどい。今晩は寝返りを打てそうにない。

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080507茄子
■仮支柱を立てるまで至ったが、ここからが本番。
■畝に溝を切り、①油粕(菜種油を絞った残り)、②ロング化成(肥効が徐々に発現するようコーティングされた化学肥料)、③発酵鶏糞を入れる。その後、畝肩を上げて覆土し、稲藁を敷く。以上をもって、初めて支柱を立てることができる。
■今日は鶏糞を調達することから始まり(何せ15kg入りが50袋必要)、ロング化成を入れたところでエダマメの水やり時間となり、終了。
■次の雨が来る前に、稲藁を敷くところまで持っていきたい思い。





080506ウイスキー
■今季最後のキャベツの収穫・出荷を終えた後、少し時間的余裕を得た。そういえば、世間でいうGWらしきことは何もしていなかった。家族サービスを兼ね、前から行きたかったウイスキー蒸溜場(http://www.suntory.co.jp/factory/yamazaki/index.html)に。
■製造工程の見学ツアーで勉強し、待ちに待った試飲。労働の後の一杯は実に美味しい。
■やはり水割りはプロが入れるのが美味しい。遠慮なくお代わりする。
■蒸溜場で飲むウイスキーは本当に美味しい。更にもう一杯。
■そんなこんなで、明るいうちから結構出来上がり、お土産を片手にふらふらと家路に。季節が変わったら、また行くべし。

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080505茄子
■雨が降り出す前に不綿布とビニールとトンネル支柱を撤去。これにてひと段落。
■と思いきや、雨とともに時折吹く強い風に大きく揺れる。立ててあるのはあくまで仮の支柱。早く次のステージに進めなければならない。
■雨が上がり土が乾き次第、作業を開始する予定。ナス三昧のGW。

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080504茄子
■最近はすっかりナスにかかりっきり。仮支柱を約480本すべてに立て終える。本日夜から不綿布も掛けず、トンネルから卒業。
■明日の昼から雨との予報なので、それまでにビニールや不綿布を撤去したい。ただし、稲播種2Rも予定されているので、できるところまで。
■ちなみにホットエリアの畑は、早朝通いを続け、キャベツの後片付けを完了。本日から少しずつ堆肥を入れている。こちらは夏ネギを植える予定。
■出来夏に向け、仕込みの日々。

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080503世間の風
■最近の好天もあって、順調に生育しているナス。そろそろ独り立ちしてもらう必要。
■外側のビニールもとれ、不綿布のみに。さらに昼間は、不綿布も取ることにしている。
■近々支柱を立てる予定、その際には不綿布も撤去し、晴れて一人前に。
■時折強い風が吹き付けると、葉の表面が萎れて可哀そうにもみえるが、ここはじっと我慢するのが親心。

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080502野菜ソムリエ
■野菜ソムリエの資格(ジュニア・ベジタブル&フルーツマイスター)に合格。忙しいさなか、時間をやりくりして勉強した甲斐があった。
■一連の講座を受講して、「美味しい」野菜をつくり、その「美味しさ」うぃ伝えることについて動機付けが得られた。
■更に上のグレードを目指して、と言いたいところだが、まずは夏野菜の実地をこなしてから。取り急ぎ、名刺を作り変えます。

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