大都市近郊において 京野菜等を生産する農家(屋号:柳ヤ(yanagiya))に新規就農し、  農場から食卓までの現場において得られた体験を基に、これからの都市農業における農業生産等のあり方について時々考える。
080430枝豆
■エダマメの土寄せ、通路部分は管理機で行う。これをクワでやっていると、本当に日が暮れる。
■野菜の結束機(テープで束にする機械)しかり、手作業でもできなくはないが、機械化すると劇的に作業効率が向上するステップがまだまだある。あとは費用対効果の世界。
■日々、脳内財務当局と折衝中。

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080429枝豆
■エダマメがだいぶ大きくなってきたので、1回目の追肥をし、合わせて土寄せ(ridging)を行う。
■土寄せをすることで、①倒伏を防ぐとともに、②株際に肥料分を与える、③通気性が向上するといった効果が期待される。以上、昔の教科書をひっぱり出してきて復習。
■好天が続き畑は乾燥してきた。そろそろ明日あたりに一度、エンジンポンプを用いてしっかりと潅水しようと思う。

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080428ナスを仕立てる
■風もなく穏やかな一日。ナスの仕立てを行う。
■第1番花のすぐ上と下の側枝2本と主枝を残し、それより下の腋芽はすべてかくことにより、3本仕立てとする。同時に株元に生えた雑草を除いていく。
■と、文字にすれば簡単、半日もあればできると高をくくっていたのが間違いの始まり。
■ナスは約480本植わっており、単純に1本当たり1分かかるとしても8時間。実際には1分で終わることはないし、ロボットでもないので、残りは明日に持ち越し。
■少し考え方を改め、気合いを入れ直す必要。

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080427ナス、外気にさらす
■これまでは、トンネルハウス内で、ぬくぬくと育ってきたナス。そろそろ一人立ちに向けて、出発しなければならない。
■内側からビニール、不綿布(青パオパオ)の順に掛けていたものを、入れ替える。ビニールの裾を適宜まくることで、内部に外気を入れることができる。風が強いときや夜間は、閉める。
■徐々に慣れていくに従ってビニールを外し、不綿布を外していき、最終的には世間の雨風に耐えうるナスと仕上げる算段。
■これからしばらくは、気温、風向きとにらめっこの日々。

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080426イネ育苗スタート
■昨日播いた籾が入っている育苗箱を、あらかじめ準備しておいた苗代に並べ、トンネル掛けする。
■今年はナスを栽培するなどのため、作付面積は昨年より減少。「生産調整」だの「需給の均衡」だの難しい話でもなんでもない。米より野菜の方が儲かるという、いたってシンプルな理由。趣味やボランティアではなく、生活がかかっていますので。
■閑話休題。最近、相方の友人からお菓子の「もなか」(http://www.wagashi.or.jp/tokyo/shop/0337.htm)をいただいた。実はこれ、ひとつひとつ包装されておらず、箱の中に小判のようにぎっしり詰まっている。疲れた体にもなか、まさにやめられない止まらない状態。(業務連絡:ありがとうございました。)

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080425稲
■イネを播種する。前日までに種子消毒及び浸種処理(seed soaking)を終えた種籾を、育苗箱に播いていく。もちろん、播くのは機械。
■昔は屋内の電熱育苗器に入れて出芽させた後、屋外のビニールトンネルに移して緑化を進めたが、最近は、初めから露地で専用のトンネル資材で被覆して保温育苗する方法をとっている。
■本日の作業は播種まで。苗代に育苗箱を並べ、トンネル掛けする明日が本番。明日をこなせば、イネ栽培緒戦の一つの山場を乗り越えることになる。
■できれば薄曇りで風のない、温暖な一日でありますように。

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080424コマツナ
■お昼過ぎには雨がやんだため、コマツナ第2期の間引きを行う。
■ホウレンソウと比較して、個人的には断然作り易いと思うが、欠点が2つ。つまり、①害虫がつきやすい、②間引きが必要。
■前者は、防虫ネットをトンネル掛けすることにより軽減。後者は、例えば精度の高い播種機(一粒播きが可能なもの)を使えば、解消できるかもしれない。
■残念ながら我が家のは旧式のため、せっせと間引く。この作業をさぼると「モヤシ」になってしまうなど最終の荷姿に大きく影響するので、結構重要。

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080423ホウレンソウ
■本日をもってコマツナ第1期の出荷は終了。480束とコマツナとしては、過去最高記録。ひたすら束にして、洗浄・箱詰めする頃には、フラフラの状態。
■それでもって空を見上げると雨が今にも降りそうなので、これはチャンスとばかりにホウレンソウを播種する。
■このところ雨の降る直前に播種するのが、個人的流行。潅水を省略できるというヨコシマな動機を除いて、結構発芽率が良い。
■やはり「穀雨」の名のとおり、恵みの春雨といったところ。当方も早起きしなくてよいという、恵みの雨。


080422枝豆
■エダマメを3回に分けて播種・定植したところだが、3回目の残りが苗床でそのままになっていた。
■頭の中では、コマツナの収穫跡にすべて植わる算段だったが、ワケギに予想外の手間暇をとられてしまい、その余波でコマツナの収穫が遅れ・・・と、トコロテン方式に影響を受けたもの。
■あれこれ体操をしても、すべて予定どおりにはいかない。大切なことは、その後の対応。
■幸い明日は休市なので、本日の出荷作業はなし。すかさず残りの定植を終え、リカバリー完了。

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080421ホウレンソウ
■4月9日に出荷したホウレンソウの価格が判明。2月の雪降る中に播種し、トンネル掛けをしたものである。
■結論から言うと、今年の最安値と比較して約10倍。中値充足率をみても92%と、ほぼ中値を達成(値段をそのまま書くとぎらつくので、このぐらいで。)。
■春先はあまりにも安い値段だったので、まぐれながらも、ささやかなリベンジができた感。
■今回の件から、改めて「播かない種は生えぬ」を実感。「やってみなはれ」の精神である。
■シュートを打たないと得点は得られない、実戦で実践あるのみ。これからも下手な鉄砲を数撃つ所存。


080420小松菜
■今年初のコマツナ出荷。3月13日に播種後、ビニールトンネルを掛ける。おかげで順調に生育、一か月ちょっとで収穫にこぎつける。あと2回出荷できるくらいの量。
■反省点は、害虫対策。暖かい日にはトンネルの裾をまくるのだが、そこからコナガやハモグリバエの類が入ってきた。夏ではないので大丈夫だろうと構えていたが、甘かった。予めビニールの下に防虫ネットを張っておくなど、工夫が必要。
■いずれにせよ、市場価格が出れば、この作型の評価を実施。良ければ、来年からもう少し量を増やしてみようと思う。

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080419コマツナ
■ナスの隣に播いたコマツナ、本葉2~3枚まで生長。ただし、よく見ると、ハモグリバエの食痕がちらほら。
■農薬を高い頻度で散布してもよいが、播種から収穫までの期間が短いため、注意が必要。
■結果、0.6mm目の防鳥ネットをトンネル掛け。これからの季節、活躍すること、大。

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080418キャベツ
■昨日からの雨が今朝も残り、降ったりやんだりの天気。次作のこともあるので、早くキャベツをやっつけたいのが、正直なところ。
■昨日の大雨の中ではさすがに収穫する人は少なかったのか、相場が跳ね上がっているのをネットで確認。この機会を逃してはなるまいと、レーダーアメダスと西山にかかる雨雲を睨みつつ、小雨決行の収穫作業。
■いつもの半分の量しか採れなかったが、それでも全体の出荷量は少ないはず。この努力は、果たして報われるかどうか。

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080417地獄が始まる
■これまで野菜ばかり取り上げてきたが、小面積ながら米も作付けしている。本日は種籾の塩水選(seed selection with salt solution)を行う。要すれば良い種子を選ぶ作業。
■昔は「塩水選をやると地獄が始まる」といったそうで、過酷な稲作労働の始まりを告げるものだったらしい。現在では機械化が進んだため、個人的には実感が湧かないが。
■むしろ、野菜については年間を通じて作付・出荷しているので、「毎日が地獄」かもしれない。
■仕事がなければ食べていけない自営業にあって、ありがたい話である。


080416コマツナ
■コマツナが、だいぶ大きくなってきた。これまでビニールトンネルのお世話になってきたが、収穫前に雨に打たせようととする趣旨。
■遅くとも来週早々には出荷できる予定。春のコマツナの値段はいかに。

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080415フリーマーケット
■年頭に掲げた「販路拡大」について、少しずつ具体的に検討しなければならない。
■直売をやるに際しては、具体的に販売してノウハウを蓄積する必要。
■というこで、今日は時間を詰めて枝豆の定植を行い、残りの時間で百万遍のフリーマーケットを見学。とりもなおさず、少量多品目であることが必須。

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080414青いナス
■ナスを定植・トンネル掛けした際、様子は後日としたままだった。現状は、下添画像のとおり。
■通常は透明なビニールのみだが、1~2週間早めに定植するため、保温を意図して青色の不綿布(青パオパオ)との二重掛けとした。知り合いの篤農家から教えてもらったテクニック。
■青色が結構鮮やかで、案外目立つ。何を植えているのかと、道行く人に聞かれる。これもよい宣伝。

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080413キャベツの中から・・・
■子供が、キャベツの中から~アオムシが出てきたよ♪ と歌っている。縁起でもない。
■と、思っていると、キャベツの中からトウ(花柱)が出てきた。ひと雨ごとに裂果が進むタマがちらほら。早く収穫しないといけない。本日で数えること5Rに。
■それにしても価格が比較的良いからいいものの、ただでさえ一日中キャベツを扱っていると頭がキャベツになるところ、箱代も出ない安値になろうものなら、きっと頭の中からアオムシが出てくるに違いない。
■最近お疲れなので、今日は早く寝ます。

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080412錦市場
■どんなに忙しくても、定期的に農作業以外のことをする時間を確保したい、ということで、土曜は基本的に休み。
■家族サービスに努めるとともに、合わせて現場を見てまわれればという志向。本日は錦市場の八百屋さん。
■見た目の美しさもさることながら、品揃えがやはり違う。来る日には直売もやってみたいと思っている身からすれば、大変参考になる。

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080411甘藍
■春キャベツの出荷、4R。「重量野菜」の名のとおり、1箱約10kgを2つ持ってぬかるんだ圃場を歩くのは、結構きつい。
■ただ、輸入量が減ってるためか、あるいは天候のせいか、今季はなかなか価格が良いようで、少しは張り合いがある。
■箱詰め作業をしていると、道行くおばさんがキャベツを分けてほしいという。規格外のそれ(下添画像)を指差し、いくらでも好きなだけと話すと、御一行は1つ2つ手に取り、おいくらと聞く。
■キャベツに限らず、収穫作業をしていると、分けてほしいという声が多い。いずれビジネスベースに乗せるとして、まずは認知してもらうことが肝心。物々交換か、おすそ分けのどちらかにしている。
■現在、効果的な販売方法を思案中。

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080410音環境
■特に出荷調製など長時間にわたる反復作業を続けていると、意識レベルが低下してくるので、何らかの刺激を与えることにしている。基本的に午前中はNHK第1を聴いている。
■このうち早朝はニュース性が高く、大変ためになる(「ビジネス展望」(http://www.nhk.or.jp/radiodir/asa/business.html)など)が、日が高くなるにつれて緩くなってくる。
■したがって、午後からはiPodの出番となるのだが、いかんせんイヤホンを着けっぱなしとなるので、耳が疲れてくる。
■先日、ネットをぶらぶらしていると良いものを発見、早速取り寄せたのが、これ。いわゆる外付けスピーカー。これなら耳を塞ぐことなく聴き続けることができる。
■ただし、音量をあまり上げられないのが欠点。畑の真ん中ならいざ知らず、道すがら大音量で流していると、振り向かれること間違いなし。

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080409法蓮草
■産地出荷の端境期ということもあって市況が回復基調のホウレンソウ、かつ休市明けという、絶好のタイミングで第2弾最終分を出荷。
■さらに明日は雨との予報なので、エダマメ第2弾を定植。速やかに寒冷紗をベタ掛け。予報を信じて潅水作業は省略。
■出荷調製と定植のダブルヘッターは少々きついが、天気が周期的に変わるこの季節においては、効率的に作業を進めなければならない。
■明日はワケギを出荷予定。これも早くさばいてしまわなければ。

080408調達
■昨日、まとまった雨が降ったため、午前中は土を動かせない。また、そろそろ稲関係の準備を始めなければいけない。これはよい機会と、大型ホームセンターまで買出しに行く。
■原油高の影響か、化成肥料は昨年末より1袋当たり約200円も値上がりしている。それでも某系統より300円は安い。
■肥料や農薬などの消耗品は、ネット通販やホームセンターなどを比較して安いところから、種苗は信頼できるお付き合いの長い店から、機械ものはメンテナンスなどに迅速に対応してくれるJAから調達している。
■トヨタに勤めている友人いわく、「調達部門はきつい仕事」とのこと。経営収支と商品の出来に直結するだけに、いつも難しい。

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080407夏ネギ
■朝から雨が降るとの予報なので、その前にホットエリアの畑に夏ネギ(第2弾)を播種する。
■やはり市場出荷を目指すものなので、当然のことながらいろいろと気を遣う。きめ細かく耕耘されたか、播種密度は適切か、覆土は均平か・・・
■他方、その隣の一角には、完全プライベート用のスナップエンドウを植えている。ネギを播種した後、誘引作業をしたが、純粋に楽しい。
■夏にはビールのつまみとして活躍すること、間違いなし。

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080406法蓮草&分葱
■思い起こせばまだ小雪が舞っていた2月、ネギの収穫後から枝豆の定植までに空きがあるからと、試しに播種してから早ひと月半。
■この間、例年にない寒波による低温に襲われるは、吹雪でビニールトンネルは飛ばされるはと危機の連続。
■その後、田んぼのホウレンソウやキャベツの収穫で忙しくなり、青パオパオ(不綿布)をトンネル掛けしたまま、放置していたもの。追肥もしなければ薬散もなし。
■それがここまで順調に育ち、出荷と相成ったもの。しかも最近は、市場での価格も持ち直しているところ。
■ついでにワケギも合わせて出荷。休み明け、いかほどの値が付くか楽しみ。

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080405満開
■「朝飯前」に自家用トマトやキュウリを定植&先日定植したエダマメに潅水した後は、家族サービスの時間。今日は大阪城公園まで桜を観に行く。
■まさに桜は満開、お城を背景に散りぞめる状態。面白いには木の下の生態。ざっと眺めたところ、9割5分の人間は酒が入っており、8割5分の集団がバーベキューセットを持ち込んで肉を焼いている。
■どちらもみても飽きない、毎年の風物詩。

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080404ナス
■昨日の続き、ナス苗約500本を一気に植える。
■慣れない作業のため、結構時間がかかり、結局は一日仕事。途中段階の画しか撮れていない。
■全容は、後日のブログにて。

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080403茄子
■今年からナスに挑戦することにした。夏期に比較的安定した出荷が見込める点が利点。
■品種はオーソドックスな「千両二号」、これに「トルバム・ビガー」を接いだ苗を購入、明日定植。
■本日は下準備として、あらかじめ立てておいた畝の中央を管理機(小型の耕耘機)で耕やすとともに、ビニールトンネルの支柱をさす。
■できれば将来的には、冬期のネギと同じくらいの位置づけにもっていきたい思い。

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080402枝豆
■3月11日に播種したエダマメ第1弾を定植(苗床より本圃に移植)する。昨年より1週間早く播き、定植も同じく1週間早い。今のところ順調に生長中。
■エダマメは寒さに弱く、特に霜には要注意。したがって、露地栽培では、降霜がほぼなくなる4月の中旬以降に播種するのがノーマル。
■しかしながら、早く出荷できればそれだけ高い値が付くわけで、リスクとリターンを天秤にかけることとなる。結果、就農2年生としては、果敢にチャレンジしてみようと考えた次第。
■一応、寒冷紗をベタ掛けしてあるが、早速、明朝は霜が降りるとの予報。6月の収穫予定までスリリングな日々が続く。

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080401甘藍
■朝から春キャベツを収穫。時折、強い北西の風に乗って、冷たい時雨が通り過ぎていく。
■トラック一杯分を積み込んだ後は、ワケギを洗って箱詰め。かなりの強行軍。
■時間の都合でできなかったコマツナの間引きは、ぜひとも明日・明後日までには終えたい。
■新規就農2年目、張り切ってスタートです。

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