大都市近郊において 京野菜等を生産する農家(屋号:柳ヤ(yanagiya))に新規就農し、  農場から食卓までの現場において得られた体験を基に、これからの都市農業における農業生産等のあり方について時々考える。
070930秋雨
■朝から冷たい雨、寒いくらい。先日刈り取った稲は乾燥機による乾燥が終了。あいにくの空模様なので、籾摺りは明日以降に延期。
■雨の日の行動パターンはいつもどおり。今日は、「意思決定のサイエンス」(ダイヤモンド社)、「プロ相場師の思考術」(PHP新書)を購入。「リスク学入門」(岩波書店)のうち「3 法律からみたリスク」と「5 科学技術からみたリスク」は、ネット経由で注文。
■この雨でホウレンソウの出芽も揃うことを期待。
スポンサーサイト
070929観察
■朝から肌寒く小雨も混じる空模様。昨日、無理をして夜まで稲刈りをしたのが大正解。
■時間がなくて圃場に置いてきたコンバインを回収した後、九条ネギやホウレンソウなどを見て回る。
■ネギにはハモグリバエが若干着いている。天気予報をチェックしつつ、防除のタイミングを探る。今のところ、月曜朝一のタイミングか。
■午後からは、家でバーベキュー大会。さながら子供会状態。子供を観察するのも楽しい。
070928稲刈り後半戦
■午後より雨の予報から、急きょ早朝より作業開始。まさに天の御機嫌を伺いつつ。
■バタバタで何とか予定していた圃場の刈取りを完了。画像を撮る余裕はなし。
■気の効いたコメントを考えようにも睡魔には勝てず。今日はこの辺で失礼します。
070927ホウレンソウ第3弾
■明日は雨との予報に基づき、ホウレンソウを播種。これにて最終。
■ちなみに第2弾(9月18日)を播種後にやっと雨が降った(23日)ため、第1弾(14日)との生育差はほとんどない。双葉が出芽したぐらい。
■しかも高温乾燥が続いたため、揃いがよくない。
■ただこの気象の影響は皆が受けているわけで、万事順調だと豊作で箱代も出ないということになる。
■天候が不順なときほど技術の差が出る。そのときが儲けるチャンスと聞いたことがある。
■泣き笑いは、収穫・出荷まで続く。

CA340412.jpg

070926ホットエリア
■この秋から少し離れたところに畑を借りている。住宅に囲まれた生産緑地とは異なり、ある程度まとまった農地を形成している。
■市街化が進んだなか、残された一団の農地ということもあって、耕す農家のレベルは高い。作られているネギや葉物をみていると、惚れぼれするぐらい。
■その一角を借りてホウレンソウを播いたわけだが、いろいろ話しかけられ、緊張の連続。
■この畑に行く時だけは、予習復習が必要。

CA340407.jpg

070925九条ネギ
■雨も上がりすっかり秋の空気。畑はたっぷり水分を含み、野菜も生気を取り戻す。
■九条ネギも緑が映える。が、よく見るとさっそくハモグリバエやアザミウマの類が。
■加えて、雨上がりの多湿、土の跳ね上がりなど、病気が発生する条件が揃っている。風がおさまるタイミングを狙って、殺虫剤と殺菌剤を散布。
■祖父は畑仕事は「雑草との戦い」と言っていたが、高度な連作や夏季作が進んだ昨今では、「病害虫との戦い」と実感。

CA340399.jpg


070924恵みの雨2日目
■昨日に引き続き、本日も午後からまとまった雨。乾いた畑には大変ありがたいが、もうそろそろ十分かも。高温多湿状態が続くと病気の発生が心配。
■雨の日は、例によって例のごとく青果コーナー&本屋ツアー。
■「農のある人生」(中公新書)、「官邸崩壊」(新潮社)、「東京の島」(光文社新書)を買う。相変わらずの乱読。「リスク学入門」(岩波書店)のうち「科学技術からみたリスク(第5巻)」については、「リスク学とは何か(第1巻)」を通読中のため、お預け。
■稲刈り第2弾もすぐそこ。秋の夜長、それまでは読書三昧。

CA340398.jpg

070923恵みの雨
■午後から9日ぶりの雨。京都気象台におけるデータだと1.5mmとなっているが、局地的に10mmは降ったと思われる。
■これで2、3日はホウレンソウの水やりからお役御免。空気も入れ替わって、少しは秋らしくなるはず。
■10月に入ると、稲刈り後半戦やホウレンソウの収穫などまた忙しくなる。
■今の間に、机の上を片づけなければ。
070922分葱
■9月6日に定植したワケギ、鮮やかな緑が目立つようになってきた。
■雨量が少なめで生長が遅れ気味であることを差し引いても、収穫は来年4月~5月。
■一昔前までは周辺でも多く作付けされていたそうだが、今ではそうそう見かけない。在圃期間が長いことも理由の一つか。
■とりあえず「イカとワケギの酢味噌和え」を目指して頑張ってみます。

CA340392.jpg

070921水やりに始まり水やりに終わる
■相変わらずの天気、午前中は播種したホウレンソウに水やり。生育差をつけるため、第2弾には潅水せず。
■炎天下でも行うべき急ぎの仕事はないので、午後はデスクワーク。切りっぱなしの新聞記事をスキャニングしたり、読めずに積んである本をパラパラめくったり。
■夕方になると、ワケギや自家消費用の秋冬野菜(ダイコン、ニンジン、ハクサイ等)にも水やり。日が落ちてからレタスを定植。
■昼下がりのひと時では机の上は片付かず、人間が行う水やりにも限界が。いずれもまとまった雨を希望。
070920水やり
■稲刈り&籾すり第1弾(早生分)が終了、畑モノを世話する余裕ができる。
■今月に入り昨日までの積算降水量は平年比64%、積算気温は同比109%。暑さ寒さも彼岸までと言うも、連日の30℃超えは堪える。
■通常、晩秋採りのホウレンソウであれば、特に水やりは不要であるが、この状態だと発芽も揃わない。コマツナほどではないが、とりあえず芽生えが揃うまで、毎朝潅水をすることとする。
■一雨降れば、ここら当たりでお休みをいただきたいところも、お天道様の思し召すままに。

CA340389.jpg

070919籾すり
■刈り取って乾燥させた籾(もみ)から籾殻を取り除き、玄米に仕上げる工程。グレインタンクの容量の制約上、2回に分けて行うので、その第1弾。
■30kgの米袋を持ち上げると、もうこの季節が来たかと感じる。
■その昔、祖母に重いと愚痴ると、最近の若いのは肩ができていないとたしなめられたことを思い出す。一昔の男衆は、60kgの米俵の一つや二つなど簡単に担いだものだと。また肩の力がないから、最近の神輿の担ぎ手は危なっかしいと。
■祖母の話は、力がでないのは米を食べないからだ、要すれば米の消費拡大でオチが着く。
■神輿は見るに限る、筋肉痛の体をさすりながら実感。

CA340388.jpg

070918ほうれん草
■本日をもって、稲刈りの前半戦が終了。明日は早速、これまで収穫した籾を玄米にする、籾すり作業を予定。
■午後より時間に余裕があったので、ホウレンソウの第2弾を播種。
■暑いは雨は少ないはで、第1弾の芽生えは芳しくない。このままだと、潅水が必要かもしれない。
■稲刈りには絶好、畑モノには最悪の天気が続く。

070917暑さとにわか雨と
■連日の34℃超え、蒸し暑い。水田の真ん中にいると、足元から草いきれが立ち上る。
■さらに稲の芒(のぎ)が舞い上がり、首筋のはしかい(痛痒い)こと。
■しかも真っ黒な雨雲が西の空に広がってくるが見えると、大車輪で作業を進めるしかない。画像を撮る余裕もなし。
■8月に行う早場米地帯の御苦労を思いつつ、今日も稲刈り。

070916培土
■本日も朝から稲刈り。9月とは思えない蒸し暑さ。何回着替えたか分からない。
■しかも大気の状態が不安定なため、いつ雨が落ちてくるか気が気でない。ネットで雨雲の状況を確認しながら、作業を急ぐ。
■本日分の刈取りが終われば、定植した九条ネギに追肥&土寄せ。白ネギほどではないが、肥効を高めるとともに発根を促すために必要な作業。
■先日播種したホウレンソウの様子も気になるも、水やりを行う余裕はない。このところ毎日夕立ちがあるので、我慢してもらうことに。

CA340386.jpg

070915稲刈り始まる
■炎天下、稲刈りがスタート。汗だく。
■これまでの野菜作とは異なり、いかに機械を効率的に使って作業を進めるかがポイント。コンバインをフル稼働させるため、人が使われる状態。
■まさに土地利用型農業の王道、小走りに近いスピードで黄金色の水田を刈り進めば、百姓冥利に尽きるに違いない。
■いったい何俵米を売ればこのコンバインが買えるのか、なんて愚問。あくまでも浪漫ですから。

CA340384.jpg

070914ホウレンソウ→ネギ→キャベツ
■本日をもって九条ネギの定植作業はすべて終了。お疲れさんでした。だいたい12月頃から収穫できる予定。
■それまでに何もしないと収入が何もないので、ホウレンソウの第1弾を播種。夏のコマツナと異なりそれほど生長が早くはないため、毎日ではなく大まかに3回程度に分けて播種。10月中下旬から11月に収穫予定。
■また、ホウレンソウの後にはキャベツを植えるべく、今から播種。苗を作ってホウレンソウの収穫後の畑に定植、4月頃に収穫予定。
■明日からは、天気が良ければ、延び延びになっていた稲刈りを開始。今後、余裕があれば、ユズの青玉を出荷したい。
■かなり欲張ったメニューだが、これからが本当の稼ぎ時。お天道様とも相談しながら、ぼちぼちやります。

CA340381.jpg

070913第4コーナー
■長くつらいネギの定植も最終盤、天気にも恵まれ、明日にも栄光のゴールへ。
■ネギを干していた鉄パイプも撤収、押切でカットした茎葉部はもったいないのでユズの株元に運ぶ。
■本来であれば落ち葉などと一緒に踏み込み、完熟してから堆肥としてやるところだが、そこまで手が回らない。サークル状に野積みし、自然に腐るのを待つ。硫黄臭がしたら、ごめんなさい。

CA340376.jpg

070912ニュース
■一般論として述べるにはサンプル数が少ないので断定できないが、農家のNHK視聴率あるいは聴取率は高いと思う。
■そもそも地方ではNHKしか映らないという事情もあるかもしれないが、それを差し引いてもである。
■保守的なスタンス云々もさることながら、ともすれば単純反復となりがちな農作業にあって、特にラジオでは正時前後に必ずニュースや天気予報が流れるので、時計やタイマー代わりになる。
■今日もラジオを聴いていると、大きなニュースが飛び込んできた。多くは語れませんが、皆さん、本当にお疲れ様です。
■朝晩めっきり過ごしやすくなり、夕焼けが奇麗になってきた今日この頃。皆さんお互いに健康には留意するということで。

CA340375.jpg


070911GPS
■ネギを定植する前に、耕耘機で耕すのだが、これが結構コツがいる。
■設定した畝幅をもって、あらかじめ竹棒を立てておき、それに向かって一直線に進むだけ。
■ただ、圃場は水平ではなく、長方形でもない。ついつい歪んでしまい、その結果、畝幅が不均一となる。
■宮仕えをしていたころ、GPS付きトラクターを見てなんと過剰なと思っていたが、今となると耕耘機にも欲しいくらい。
■ハンディタイプのGPSをネットで物色中。

CA340373.jpg


070910小松菜総括
■昨晩に続き今朝も降ったり止んだりのため、午前中はネギの定植作業はできず。この機会にコマツナの栽培結果を総括してみたい。
■5回に分けて播種(7月20日~26日)、合計12回出荷(8月9日~28日)してみてわかったことは、
①栽培方法:害虫防除と耐暑のため、寒冷紗のトンネルは必須。潅水は毎日必要。
②収穫のタイミング:播種後27~28日頃がベスト。
③市場価格:お盆休みの前後で高値(盆休み明けでは他に比べ倍の値段)。
■特に価格面からみれば、市場における中値に達したことは一度もなかった。幅広く関係者に試食してもらったところ、好評であったことから、収穫後の調整作業に難があったのかもしれない。
■以上を踏まえ、来年度に向けた改善点としては、
①お盆休みの前後に出荷を集中させる。
②①が可能となるよう、逆算して土づくり及び播種を行う。
③荷姿について、代表的な産地を研究し、市場における評価に耐えうるものとする。
■来年はもっと効率的に儲かるよう、ポイントを絞って作業を進めたい。
070909鍬
■ネギを定植するに当たって、畑を耕し(plowing)畝を立てる(ridging)が、ここまではトラクターでも耕耘機でも同じようにやってくれる。
■ただ、都市農業の宿命か、畑は住宅に囲まれ、かつ比較的面積が狭いため、トラクターが入れない。
■したがって、耕耘機で畝を立てた後、畝の表面を均す(leveling)際には、鍬(hoe)を使用して人力で行うことになる。
■あるいは耕耘機に何か良いオプションがあるのかもしれないが、残念ながら我が家にはないので、これまたトラディショナルな絵ができあがることとなる。
■鍬が使えない農業者というのも様にならない、ここは前向きに捉え、鍛練の場ということで、黙々と作業を進める。

CA340369.jpg

070908ねぎ押切
■干したネギの葉茎部を切除し、株元を定植するのだが、その際に使用する押切(カッター)がまた年代物。
■少なくとも私が生まれる前から現役であったと推測される。
■昔の道具はともすれば実用優先、作業者の安全は二の次というものが少なくない。
■この押切もセーフティガード的なものは一切なく、スパスパ良く切れる。指の1本や2本は楽々。
■残暑がまだまだ厳しいなかも、この作業だけは気が抜けない。

CA340368.jpg

070907まだまだ九条ネギ
■幸いなことに台風の影響はなかったものの、強い日差しともわっとする湿気がまとわりつく。
■本日もひたすらネギを定植。こまめに水分補給しないと、意識が遠のく。
■あと一畝というところで日没サスペンデッド。続きは明日。
■ただひとついいことがあって、風呂上がりのビールが実に美味しい。缶ビール1本でバタンキュウですが。

CA340367.jpg

070906九条葱
■午前中に昨日の続きであるワケギの定植を完了。
■午後より、台風の影響か小雨が降りしきるなか、九条ネギの定植をスタート。
■産地であれば、セル苗育苗→機械定植が通常であるも、伝統と格式を重んじる我が家では、露地育苗→掘り上げ→手植えにこだわる(半分冗談。)。
■それにしても屈んだ姿勢が長く続き、腰→膝→つま先が痛い。難行苦行の世界。

CA340365.jpg

070905分葱
■毎日ネギに関する作業ばかりしていると夢にネギが出てくるので、今日は別の作業をすることに。
■とはいうものの同じアリウム属、ワケギを定植する。
■春に掘り上げ、軒下にて吊るしていたものを外し、薄皮を剥ぐ。頭が少し出るくらいの深さに植える。
■収穫は冬を越して春、田植え前。忙しい時期だが、市場出荷を狙う。
■これまたトラディショナルな野菜であり栽培方法であるので、値段は二の次。良くいえば技術の習得。

CA340360.jpg

070904九条ねぎ
■当初は、1週間ほど干した後に定植する予定であったが、悠長なことも言ってられなくなってきた。
■早生の水稲の出来栄えが予想以上に良く、稲刈りが早まりそうだというのだ。
■個人的には、そもそも生産緑地において自家消費以上の水稲を作付けすること自体に疑問をもっており、更にはその段取りが野菜作に影響を及ぼすとは納得できない。
■すぐには無理だが、少しずつでも改善していきたいと思う。
■愚痴はこのぐらいにして、ネギの定植予定地を畝立て。コマツナ跡地は、既にレディの状態。

CA340356.jpg

070903九条ねぎ
■一昨日より続いていた九条ネギの掘り上げ、本日をもって作業完了。
■1日中作業をしていると、ずいぶんとわらで束ねるのも慣れてきた。
■干し竿に架けて1週間ほど干した後、根より20cmほど残して茎葉を切除し、定植する。
■それまでの間、定植先に鶏糞等を入れて耕すなど、「地づくり」を行う。
■台風が来ないことを祈りつつ、果報は寝てまて、乾くのを待つ。

CA340353.jpg

070902九条ネギ
■明け方の雨により作業開始が遅れるも、引き続き九条ネギの掘り上げ、本日から順次干していく。
■昨日も述べたとおり、あくまでもトラディショナルな栽培法であり、ましてや1束1束、わらで括っていくなんてことは、少なくとも産地ではやっていないと思う。
■まるで伝統芸能、匠の世界だが、いずれ直売をする際、マーケティング手法のひとつ(例:江戸時代より続いている栽培法により・・・)として使用すべく、黙々と作業。

CA340351.jpg

070901九条ネギ
■カレンダーのページが変わったのと同時に、新たな作物、九条ネギの作業がスタート。
■明確な作型の分化はなく、多くが露地周年栽培されている中、今回取り組むのは、伝統的な栽培法。
■昨秋に播種して育苗したものを今春に仮植床に移植し、夏に掘り上げて乾燥させた後、本圃に定植して秋冬どりする。
■ただ、今夏は雨が少なかったのとコマツナを扱っていたので、掘り上げが延び延びになっていたもの。
■昨日までの雨の後、空はめっきり秋模様。これまでのように晴天が続くとは限らない。あわただしい季節が始まった。

CA340347.jpg